2011年08月29日

【意見】政治とテレビ

双葉浪江でございます。

先日菅直人首相が辞任を発表しました。
個人的には非常に残念なことだと思います。
色々議論はありますが、
脱原発の舵切りをしたのは間違いなく彼だからです。

そして、今度は彼の代わりに首相になろうと
複数の人間が立候補しましたが、
明確に脱原発を語っている人はいません。
しかも、一番原発推進派の野田氏が民主新代表になりました。
私たちにとっては最悪な結果です。
このご時世でもまだ脱原発という議題は
政治の世界でタブーなのでしょうか?

どうやらテレビの世界でも原発はタブーのようで
先日8/27日に放送された朝まで生テレビ
「〜激論!新総理は日本を救えるか?!〜」という放送でも
こんなことが。
以前から放射能汚染を取り上げているジャーナリストの上杉隆さんが
放射能汚染について発言したところ
田原総一朗さんを筆頭に原発推進派が全否定。
よりによってこんな言葉を発しているのです。
田原総一朗「原発事故は逆によかった、上杉さんは悲観的に考えすぎ」

田原総一朗・大塚厚労省副大臣「もう放射能は止まってる」


田原総一朗は政治家ではありませんから、
正直無視してもいいと思います。が、
大塚厚労省副大臣とやらは以前もこんな発言をこの番組でしています。
「自分も記録を調べたが、因果関係がわからなくても
労災では被曝は機械的に当てはめて全員を認定している。
(福島瑞穂さんに向かって)そういうことをむやみに言って
一般の人に不安を煽るんじゃない。
情報は出すからどうか(一般の人は)気になさらないでください。」
(朝まで生テレビ 2011年05月27日 深夜放送分)
この人いったい何を考えているのでしょう?
労災では機械的に当てはめて全員を認定している?????
もう、放射能はとまった?.....

政治だけではありません。
テレビでもこんな茶番を流し続けているのです。
本当に情けない国だと思いませんか?
ちなみに新聞会社の親会社もしくは系列会社はテレビ局ですから
新聞も推して知るべし。
その証拠に反原発寄りの東京新聞はテレビ局を持っていません。


その昔マッカーサー元帥が
日本人の精神年齢は12歳と発言したと取り上げられて
総スカンを浴びたという話がありましたが
アノ話も民主主義の成熟度について
「アメリカがもう40代なのに対して日本は12歳の少年、
日本ならば理想を実現する余地はまだある」と話したところの
「12歳」という部分が取り上げられていまにいたるまで
ネガティブな発言として残る有様.....
この件もそうですが、昔から日本の保守層は
言葉を最後まで聞かないくせに言葉尻はとらえる。
でも、本人には文句は言わない。
という習性があるようです。

そして今の政治の状況はどうでしょう?
政治家全員がそうとはいいませんがこのご時世においても
大半の政治家が自分の地位と職権、収入を守ろうとしているだけで
福島についてはポカンと上の空の対応をしているではないですか。

もう私たちはこういう政治家を確実に表舞台から叩きださないといけません。
その為にはまずデモをして政治家、政府に意思表示をする。
あまりにも放言がすぎる場合、その地区の有権者からのひとこととして
事務所に投書、意見をする、
また選挙に必ず行き反原発派の候補者に投票することも忘れてはいけません。
(地方の場合候補者がいない可能性もありますが、
比例区の場合は確実にいます。)



posted by nonukesmorehearts at 22:19| 主婦・双葉浪江の御意見箱

2011年08月27日

【意見】日本社会の高齢化と解決へ向けた取り組み

双葉浪江でございます。
まだまだ暑い日が続きます
どうぞ皆様ご自愛ください。

わたしは幼少時代をニューヨークで過ごしたのですが、
当時のニューヨークは「お年寄りが多い」という印象でした。
公園やお店にいってもとにかくお年寄りばかりで
テレビのスターも比較的年齢層が高い。
住民の年齢層とアメリカの富が結びつき
身体の弱い方にやさしい街作りが進んでいて
高齢者だけでなく身体障害者にも便利な街でした。
特にバスは既にバリアフリーになっていました。

バカンスでヨーロッパに行くと更にお年寄りが多く、
老人国家のようにさえ思いました。
しかもその時期のパリやブリュッセルは、
スーツ姿のサラリーマンは勿論、道路工事の人もいない。
お店もほとんど休み。
働いている人の姿が見えなくて
この国の人はいったいいつ働いているのかしら?
などと思ったものです。

逆に若者の国だと思ったのが日本。
歩道はどこも狭く車優先で、
歩道橋も階段が急で登りにくかった。
駅でエレベーターがあるのは駅ビルとデパートくらいで、
みんなが階段を昇り降り。
足腰が弱ったらたいへんです。
お年寄り・身障者には非常に動きにくい街作りで、
電車やバスに乗ることは勿論、トイレも使いづらいものでした。

今の東南アジアを見てみると
当時の日本にタイムスリップしたような気分になります。
香港を除き、歩道は未整備で、車優先の街作りなのです。
ホテルやデパートといった施設にも、細かな段差が残っている。
車椅子用のスロープには物があいてあって使えない.....
これらの国ではまだバリアフリー化に投資する段階でなく
大型ショッピングモールや新しいビルの建設を優先する、経済成長第一主義なの
でしょう。
まるで建築ラッシュに沸いた日本の1960-70年代そのままの様相です。


さて、今の日本はどうなっているのでしょうか。
先日の地震の際、テレビに映る被害者に高齢者が多いのを見て、
この国はまぎれもなく高齢者社会なんだと痛感しました。
気になって調べてみると、2005年の時点で
高齢者の人口比が20%の大台に乗り、欧米を抜いています。
地方ではさらに高齢化が進んでいて、
山形・秋田・島根・山口・高知の5県で既に人口比が25%を越え、
岩手・徳島・鹿児島の3県でも間もなく25%を突破しそうです。
(参考 #1, #2)

既に人口の四人に一人が高齢者という実態。
これから益々高齢化が進んでいく中で、日本の商業・サービス業は
高齢者を中心とする流れになるのではないでしょうか。

この動きを先取りしているお店が東京にあります。
東京・新宿の京王百貨店です。
以前は普通の百貨店で、エルメスやルイヴィトンなどもありました。
ところが提携していた島屋が同じ新宿地区に出店することとなり、
面積も狭く、提携を切られてしまうので、
生き残るのは大変だろうと業界では囁かれました。

しかしながら京王は、
百貨店のタブーであったウォーキングシューズや大きめのサイズのパンツなど
中高年が欲する商品の品揃えやサイズ等を豊富にし、
ターゲットを絞るという作戦に出たのです。

島屋を迎えた新宿百貨店競争、蓋を開けてみると、
1位 伊勢丹(売場面積 64,296平米)
2位 小田急(同 50,954平米)
3位 京王(同 43,216平米)
4位 高島屋(同 55,000平米)
と京王は健闘、売上高の坪単価では三越本店を越えるほどになったのです。
京王百貨店の「中高年に強い店作り」という作戦はうまくいきました。

実に、京王の売上の約7割が50才以上の顧客によるもので、
特に4F婦人服フロアは全売上のうち
65才以上の売上割合が63%
50才以上の売上割合は86.5%
と中高年層の比率が圧倒的に高いのです。

また、商品構成というソフトの面だけでなく
百貨店本体というハードにも工夫が見られます。
試着室を広くする、什器を10cm低くして商品を見やすくする、
孫を連れてくる客のため、女性用トイレの中に子供の男子トイレも併設する、
な どなど。
この作戦が功を奏し、いつ行っても中高年の女性と家族連れで
活気に満ちています。
ハードの構成は、集客に直結しているのです。
(参考 #3, #4)

ところが、高齢或いは身体の不自由で、
百貨店まで行けない人もたくさんいます。
自由に使えるお金は若い人より多いけれど、買い物には出られない。
買物したいが買物出来ない、という埋もれているユーザーも実は多く、
店側としてはこの層を取りこぼしたくはありません。

そこで急速に拡大しているのがデリバリーサービスです。
百貨店をはじめ、大手スーパー、コンビニエンスストアまで
デリバリーサービスを行っています。
昔で言う「御用聞き」が、
いま「デリバリーサービス」として復活しているのです。

なかでもセブンイレブンはかなり本気を見せており、
牛乳やお菓子から、野菜、冷凍食品、
加工済みのお弁当、おかずまで毎日配達しています。
ユーザーは仕事に忙しい世代だけでなく、
独り身の高齢者も多いと聞きます。
福祉行政が業者に委託して、デリバリーと安全確認を同時にするという
複合福祉サービスの形態が生まれていくかもしれません。
(参考 #5)

企業がデリバリーで末端のケアを拡充してゆき、
行政・立法・司法はその基盤を整えてゆく。
来る高齢化社会の、これは解決策なのではないでしょうか。


冒頭で話題にしたバリアフリー化、
これは日本では遅れていましたが、法整備が出来つつあります。
平成6年には「ハートビル法 (高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建
築物の建築の促進に関する法律)」、
同12年には「交通バリアフリー法 (高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用
した移動の円滑化の促進に関する法律)」が施行され、
更にこの二つを統合し、オフィスビルなども対象となる
「バリアフリー新法(平成18年施行)」が生まれました。
これが、現在の「万人が利用できる環境=ユニバーサルデザイン」推進の
背景となっています。
(参考 #7, #8)

最近は日本でも駅の改札外にもエスカレーターやエレベーターが増えました。
例を挙げると、東京の小田急電鉄。
この会社では70駅中69駅で段差無しの移動が可能になりました。
身障者用トイレも全駅に設置しています。
少しずつ、やさしいハードウェアが増えてきています。
公道でも、信号機をコントロールするソフトの開発が進み、
安全な歩道が増え、高齢者にはつらい歩道橋は減りつつあります。

このように、緩やかではありますが
日本にも高齢者にやさしい、住みやすい環境が出来ていくのではないか?と
わたしは期待しています。



参考

#1 「諸外国の65歳以上人口割合の推移 (1950年〜2010年)」
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/kouhou/useful/u07.htm

#2 「都道府県別65歳以上人口の割合 (昭和35年、平成17年)」
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/kouhou/useful/u09.htm

#3 「高齢者市場の活性化に関する調査研究報告書」
http://www.gpc-gifu.or.jp/chousa/houkoku/16/koureisha.pdf

#4 「百貨店常識破り、無借金経営にー京王百貨店」
http://www.iist.or.jp/wf/magazine/0287/0287_J.html

#5 「セブンミール」
http://www.7meal.com/contents/0000/index.html

#6 「駅の段差解消」
http://www.odakyu.jp/guide/business/barrier-free.html

#7 「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関
する法律」
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/barrier-free.html
http://www.mlit.go.jp/barrierfree/barrierfree_.html

#8 「高齢者、身体障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行令」
http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%8D%82%97%EE%8E%D2%81%41%8F%E1%8A%51%8E%D2%93%99%82%CC%88%DA%93%AE%93%99%82%CC%89%7e%8A%8A%89%BB%82%CC%91%A3%90%69%82%C9%8A%D6%82%B7%82%E9%96%40%97%A5&H_NAME_YOMI=%82%A0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H18SE379&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1


posted by nonukesmorehearts at 02:09| 主婦・双葉浪江の御意見箱

2011年08月18日

【意見】身分証明について・住基カードの年間経常費用は200億!!

双葉浪江でございます。
暑い日が続きますね。
どうぞ皆様ご自愛くださいませ。

台湾からの義援金が200億円を突破したという話を
先日いたしました。
http://nonukesmorehearts.sblo.jp/article/47362785.html

今日は、当の日本が年間200億円もの予算を
なんとも使いにくい身分証明書システムに
費やしているというお話です。

いきなりですが、みなさまは、
「住民基本台帳カード」をお持ちですか?
国立市(東京都)と矢祭町(福島県)が離脱するなど、
物議を醸しながらも強引にスタートしたあのシステム
のカードです。
わたしのまわりで持っている人をみかけないので
調べてみたところ普及率がなんと「3.5%」なのです。
携帯電話の普及率が90%を超える時代に、
国が取り扱う個人情報端末の普及率が
たったの3.5%なのです。

しかも、このカードの為になんと
年間経常費用が約190億3600万円も掛かっています。
(ハードウェアリース料、通信回線使用料、保守料、
賃貸料及び運営事務費など)
台湾からいただいた義援金に相当する額を、
1年間で使いきってしまうほど巨額の予算を
わたしたちの血税で払っているです。

さらに、このネットワークを構築するのにかかった費用、
(基本設計費、プロジェクト開発管理費、工事費、
ソフトウェア開発費、システムテスト費、データ移行作業費、
通信回線初期費用、既存住基システム改修費及び
住民票コード通知費の合計で)
平成11年度〜平成15年度までの累計額で、
なんと約390億9300万円。

そこまでお金をかけて運営しているシステムなのに、
国民総背番号・社会保障番号
(Social Security Number, 略して"SSN" アメリカ)に
あたるものが日本にはないので、
カードは事実上「身分証明書の一種」にしか成り得ていません。
日本には、パスポート・運転免許証・年金番号・
健康保険被保険者番号・納税者番号など沢山の
社会的システムがありますが、
共通の番号がなく紐付けが出来ないのです。
データも管轄の役所が各々バラバラのシステムで保管しています。
住民 "基本" 台帳、なのに。
いったい何を書き込んでいるのか.....

アメリカの"SSN"に近い例として、
香港の "香港居民身份證" があります。
この香港居民身份證はパスポート番号、納税者番号と
連動しているので、
納税を済ませていない場合、また罪を犯している場合には、
出国は不可。非常に合理的なシステムです。

日本の住基カードに表記されているのは
名前・住所・生年月日・有効期限に顔写真で、
クレジットカードから番号を抜いたようなもの。
生年月日は和暦で有効期限が西暦というあたりは
まさにお役所仕事。
肉眼で読み取れないICチップに何を埋め込もうが、
本人がパッと見て分かるような番号がなければ
意味はありません。
ひとつの番号・IDで複数機関を紐付け、
これが市民サイドから見て必要なシステムではないでしょうか。

年に200億円も払っているのに、
自分の情報を載せたカード作成に
更に500円支払うだけで腹がたつのに、
何が記載されているか知りたいと思っても、
個人で使う読み取り機は別売り。
おかしな話だと思いませんか?

わたしが疑問に思っているものがもうひとつあります。
印鑑です。
日本の公的な窓口では、
目の前に本人がいて、サインも出来るのに、
ここに印鑑を押して下さいと言われます。
このような場所で印鑑を持たない外国人が戸惑う姿も
見掛けることがあります。
少し前まではサインで口座を開設できる銀行は
外国銀行のCitibankと
旧三井銀行と旧住友銀行くらいで
他の銀行では受け付けてくれませんでした。

この印鑑システムで怖いのは、
三文判でも印鑑と住民票があれば
養子縁組や結婚・離婚も出来ますし、
本籍地の移動さえも可能なのが恐ろしいところ。
更に悪い使い方もあるもので、
名前を変えてローンを踏み倒す話も聞きます。

ネットバンクを使った送金など自宅でササっと出来る時代に、
何故印鑑を持ち歩かなければいけないのでしょう。
住基カード、印鑑、保険証、年金手帳、各種証明書...
 
持ち物は増え、嵩張る一方です。

税金を貪り、無駄な仕事を増やし続けているだけのように
思える日本の住基ネットですが、
その安全性は果たして高いのでしょうか。
総務省は
「平成14年8月5日の稼働から7年間、住基ネットへのハッキングや
情報漏えいなどの事件、障害は一度も発生しておりません」
というものの、
実際には苫小牧の住基ネット漏洩事件や
福島県旧岩代町の全町民のデータ盗難などの事件が
起きています。
民間がこんな事をやってしまったら、即刻潰れます。
こんな使えない住基ネットこそ蓮舫氏に
「仕分け」して欲しかった、と思います。

さて、ここへきて、医療受給者証、国民健康保険証、
介護保険証、年金手帳を統合した
「社会保障カード」というシステムを導入する話も
出てきました。
果たしてここに住基カードは組み込まれるのでしょうか?
ややこしい規格が増えるのはもう真っ平、
ご免被りたいですね。



参考
総務省. “住民基本台帳に基づく人口・人口動態及び
世帯数
http://www.soumu.go.jp/main_content/000076357.pdf

住民基本台帳ネットワークシステムの「費用対効果」
に関する質問主意書
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a166054.htm

住基ネットの個人情報保護は大丈夫?
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/daityo/juuki05.html

住基ネットデータ盗難 福島県岩代町の全住民分
http://www.47news.jp/CN/200212/CN2002122801000083.html

法人契約に必要な書類とその送付方法
https://business.mb.softbank.jp/wss/html/contents/documents/documents.html
*※ 住民基本台帳カードは本人確認書類として認めら
れておりません。

住民基本台帳カード(住基カード)は本人確認書類と
して利用できますか?
http://faq.jibunbank.co.jp/EokpControl;jsessionid=572C2BECFD2EDD837AF86186DD68F5A6.sc-ap11-2?&sid=02321280388befc22cb84774c25a44db&tid=15400&event=FE0006
*※当行では住民基本台帳カードは本人確認書類とし
てご利用いただけません。

待機児童解消に200億円計上へ 11年度予算案で首相
http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201011280283.html?ref=reca

KDDIの震災被害、200億〜500億円に
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/news/20110408-OYT1T00823.htm

義援金は200億円 「お返し」の意味も、訪米中の台湾
新聞局長
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110712/chn11071212550000-n1.htm



posted by nonukesmorehearts at 21:41| 主婦・双葉浪江の御意見箱

2011年08月16日

【意見】復活コメ先物波乱の幕開け

東京穀物商品取引所(東京)と関西商品取引所(大阪)は
8月8日に72年ぶりの米の先物取引を行ったそうです。
東京穀物商品取引所では、関東産コシヒカリの取引で
値幅制限を上回る買い注文が殺到したため
売買を一時中断する制度が発動され、
初値が付かない波乱の幕開けとなったとか。

これを何を意味するかといえば
ズバリ「安全な」お米の不足と市場価格の上昇でしょう。

家庭で食べる為のお米は、無くなりそうになったところで
ネットで注文して届けてもらう、または
スーパーに買いに行くというのが今までの買い方でした。
なので、大半の方は家にストックしていないと思います。

地震、原発事故に次ぐパニックになったので忘れられない光景ですが、
3.11の際にスーパーから真っ先になくなったのは
お水とお米それと加工食品でした。
加工食品はともかくお米とお水は生命線です。

生きていく為には、最低限の食料の備蓄が必要な時代になりました。

石油ショックのとき、実はこんな事がありました。
品薄の噂を好機に、買い占めをした商社があったのです。
今まであったものが無いとなると、
不安心理を掻き立てられた市民は買い貯めに走ります。
すると、更に品物は姿を消し、混乱が拡大し、異変が起きました。
品物が再び出てきたと思えば、ひどく値上がりしているのです。
買いたいものにいくらでも出せるお金持ちは別ですが、
わたしたちはそうもできません。

わたしたち一般市民にできる最善の手段は、やはり備蓄なのです。


例えば、いつもはお米を1袋買うというのであれば、
3袋買っておくようにする。
そして、1袋がなくなった時点で更に2袋用意する。
水も同様に普段の倍買う習慣をつけるのです。
「それは買い占めじゃないですか?」と
非難がましい目でわたしを見る人もいますが、
この程度の量は買い占めではなくて備蓄です。

本来の備蓄ならこの3倍の用意をしたいところですが、
首都圏の住宅事情では難しいかもしれません。

また栄養面の観点から、
玄米、塩、砂糖、食用油も備蓄しておくことをお薦めします。

政府がどうかしてくれるという考えはもう捨てましょう。
この国の歴代政府は、一般市民の救済をしてきませんでした。
古くは唐ゆきさん、中国残留孤児、
先にも書いた石油ショックの時もそうでした。
そして、3.11以降の対応はどうでしょうか?
政府が一般市民を救済する姿勢であるようには全く見えません。
東京電力と財界にべったりな政策には驚くばかりです。

市民は自衛を始めなければいけません。
備蓄、情報収集、冷静な判断、
目紛しく変わる状況に即した柔軟な思考が必要です。
見えない敵、前代未聞の惨事と向き合っているいまは、
まさに戦時中なのです。



参考
復活コメ先物波乱の幕開け・東穀取買い殺到で初値付かず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110808-00000635-san-bus_all

放射能懸念、コメ価格異変 業者が10年産米確保、4〜5割上昇も
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110726/bsc1107260504012-n1.htm

澤地久枝
家計簿の中の昭和


posted by nonukesmorehearts at 22:20| 主婦・双葉浪江の御意見箱